いつもお世話になります。EXCY FORMAL MAGAZINE 11月号担当の洲鎌です。10月は繁忙期に相応しくとても忙しい日々でした。なんとか在庫切れをしないように上手く乗り切ることが出来ました。11月後半からは多少は仕事も落ち着いてくると思いますので9月、10月には出来なかったことをやっていきたいと思います。
10月のフォーマルアクセサリー販売状況。
10月はシャツ、蝶ネクタイ、カマーバンド、ポケットチーフ、サスペンダー、カフス等、アクセアリー全般の販売状況が非常によかったと思います。特に感じたのは普通の黒のタキシードに合わせるシルクの黒無地の蝶ネクタイとカマーバンドが非常に動きがあり、メンズフォーマルもクラッシックなスタイルの回帰を感じました。ここ最近のカジュアル路線とクラッシック路線との2極化しているようです。
日本有数の絹織物の産地、山梨県富士吉田で昔ながらの製法で職人が心を込め丁寧に織り上げた拝絹地を使った贅沢なカマーバンドです。打ち込み(生地の密度)が非常に多く、大変きめの細かいしっとりとした質感と肉厚でしっかりとした素材感。
上品で高級感のあるツヤが拝絹地の魅力です。
カマーバンドと同素材の絹の拝絹地を使用した上質な蝶ネクタイです。
今月のフォーマル雑学(シャツの歴史)
シャツの誕生
シャツの誕生は17世紀頃のヨーロッパと言われております。当時のシャツは高価な上着やウエストコートを汗や汚れから守る為の下着としての役割でした。高価な衣服を身につけていた紳士達の為のシャツはおそらく庶民のあいだでは着られていなかったのではないかと思われます。17世紀頃の紳士達の衣装はフロックコートがメインでしたのでおそらくシャツ自体、衿元意外は表から殆ど見えなかったのでしょう。時代は違いますがその後登場するタキシードや燕尾服用のドレスシャツのアクセサリーとして誕生したカフリンクスやスタッドボタンもシャツは下着であるという概念から少しでもエレガントに見える為に作られたアクセサリーなのでしょう。
下着から進化したシャツ
当初シャツは頭から被るかたちのものでしたが、1871年ロンドンのブラウン・デイビス社が初めてコートスタイルの前開きシャツを販売しました。19世紀頃になるとシャツは単なる下着ではなく衣服として重要な位置を占めるようになりました。ダンディズムの祖と呼ばれたジョージ・ブライアン・ブランメルを筆頭に多くの英国のダンディー達が、上質で美しいリネン素材のシャツを愛用するようになり、シャツは英国紳士のあいだで重要なファッションアイテムとなりました
シャツスタイルの変化
19世紀半ばまでは高品質な白いシャツを着ることが出来たのは裕福な紳士達で、19世紀半ば以降は洗濯技術の向上によりシャツの市場は拡大していきましたが、それでも上流階級、少なくとも「ホワイトカラー」の中産階級の男性の象徴であることに変わりはありませんでした。20世紀に入りウエストコートスタイルが減り煙草やペンを入れるためにシャツにポケットが付いたシャツが登場し今までのドレッシーなスタイルから素材も様々なカジュアルなシャツも誕生しこれまでシャツを着ることが殆ど無かった一般庶民の間でもシャツが着られるようになりました。しかし上流階級の間ではポケットつきのシャツは邪道と考えられていたようです。実際現在においてもフォーマル用のドレスシャツにはポケットは付いていないのがその名残なのでしょう。
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