毎度お世話になっております。EXCY FORMAL NEWS編集部の山佑です。
今回はタイトルにもありますように、フォーマルアクセサリーの一つ、「アスコットタイ」について書きたいと思います。
なお、スーツの百科事典「THE SUITS ENCYCLO PEDIA」には、アスコットタイを、「アスコット・クラヴァット」と表記しておりますが、同義となります。
*ちなみに、余談ではございますが、この”クラヴァット”という名称でございますが、1635年三十年戦争時期、傭兵としてクロアチアの兵士がフランスを訪れた際に、ファッションに敏感なフランスのルイ14世の目に、 クロアチア兵が首に色鮮やかな布を巻いていることが留まりました。それが気になったルイ14世は側近に、「あれは何だ?」(首元のスカーフを見ながら)と尋ねると、側近はクロアチアの兵士について尋ねられたと勘違いして、「クロアチア人(croate)です」と答えようとしたのだが、「クラバット(cravat)です」と答えてしまいました。ルイ14世は側近の二重の間違いに気づくことなく、「ああ、そうか、あの布はクラヴァットというのか」と納得してしまったそうです。というのが有名な説ではございますが、いずれにせよ、フランス語の「Cravate(クラヴァット)」はネクタイの語源でございます。
アスコット・タイ(Ascot tie)とは、フロックコートやモーニングコートの昼間の男性の第一礼装に用いる幅広の蝉型ネクタイである。素材はスピットルフィールドなる厚手の紋織絹が用いられ、無地もある。自分で結ぶ物が普通だが、結び切りの物もある。モードとしてのアスコット・タイの登場は1876年になってから。パール状のネクタイピンを使用する。 ~Wikipediaより引用~
アスコットタイの起源は、19世紀、英国のアスコット競馬場に集まる上流階級の人々が着用していたモーニングコートやフロックコートに合わせるためのタイとして、競技場の名を取ってアスコット・タイと呼ぶようになったと言われております。
結婚式の花婿の正礼装のおすすめとして、グレイ・モーニングがございますが、こちらはアスコット・モーニングとも言われている通り、もっともふさわしいネック・ウェアはアスコットタイでございます。
2~3年前まではフォーマルシーンにおけるネックウェアは蝶ネクタイがトレンドでございました(フォーマルシーンだけでなく、ビジネスやカジュアルシーンでもチェックの柄や遊び心ある素材を使用した蝶ネクタイが多く見受けられましたね)が、ここ昨今では、またアスコットタイの需要も増えてきており、ファッションのサイクルを感じております。
そんな中、EXCY FORMALでは、シルク100%のアスコットタイを数多く展開しておりますので、ご紹介させていただきます。
英国のVANNERS SILKを使用し、国内で丁寧に縫製したアスコットタイ。
こちらは、国産シルクを使用したアスコットタイ。
こちらは、国産シルクのドット柄のアスコットタイシリーズ。
上記商品画像にはリンクを貼っておりますが、こちらはアパレル資材BtoBサイト、「Apparel X」(アパレルエックス)に掲載している商品ページになります。
ご興味ございましたら、登録(法人様限定となります)には1分もかからないので、ぜひご登録いただき、たくさんのフォーマルアクセサリーやファッション資材をご覧いただければ幸いです。
いかがでしたでしょうか。
フォーマルアクセサリーの一つであり、正礼装のネックウェア「アスコットタイ」について書きましたが、やはりアスコットタイを結ぶときにはボリュームを出して、ピンで留めて整えますが、その際ぺたっと平面にならずに、それこそ1800年ころのイギリスの伊達男「ジョージ・ブライアン・ブランメル」*19世紀初頭にイギリス社交界で活躍したファッションリーダー*にでもなった気分で、ふわっと巻き方にこだわっていただきたいですね。
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