こんにちは。EXCY FORMAL NEWS担当の洲鎌です。先月のブログではヒダ胸シャツ、スタッドボタン、サスペンダーについて解説させていただきました。今回は前回の続きとして、モーニングシャツ、礼装用ネクタイ、アスコットタイについて書いてみたいと思います。
モーニング用シャツについて
モーニングコートやディレクターズスーツに合わせるシャツで、前回紹介したタキシード用のヒダ胸シャツとは違い前立て部分にはヒダ等の装飾は無くシンプルなシャツです。基本は白で衿はウイングカラーかレギュラーカラーです。カフスはシングル、ダブルどちらでもOKで、タキシード用のシャツのようなスタッドボタンは不要。そのため前立ては普通のボタン止めで、ボタンが見えるタイプでも、ボタンが隠れる比翼タイプのどちらでも大丈夫です。タキシード用のシャツと形が違う理由としては、合わせる小物が大きく違う点です。タキシードの場合、蝶ネクタイと共生地のカマーバンドを組み合わせるのが一般的です。その為、シャツの前身頃、前立て部分が正面から見えるのでヒダ等の飾りやスタッドボタンが必要ですが、モーニング用のシャツの場合、合わせる小物がネクタイかアスコットタイが一般的で、更にベストを着用しますのでシャツの前身頃が殆ど見えない為、余分な飾りやスタッドボタンは不要となります。ウイングカラーシャツの場合はタキシード用シャツと同じく衿の後ろに背テープと呼ばれるネクタイがずれない為のテープが付いている物が正式です。
礼装用ネクタイについて
礼装用のネクタイは主にモーニング、ディレクターズスーツ、ブラックスーツ、ダークスーツに合わせます。モーニングコートの場合のネクタイは主にグレー慧のストライプ柄、シルバー無地が一般的です。それ以外のディレクターズスーツ、ブラックスーツ、ダークスーツに関してはもう少し自由度があり、モーニングに合わせるネクタイはもちろんのこと、ネイビーやシャンパン等の色や柄もペイズリー、千鳥格子、ドット、小紋柄なども使用できます。多少の自由度はありますが、ビジネス用と比べて光沢感のあるタイプが望ましいでしょう。
光沢感のあるストライプタイ 左からHVN-50 , HVN-52 ,HVN-53 素材は英国製Vanners
上の画像のネクタイは光沢感のあるシルクサテン地にストライプの柄で上質で高級感のあるフォーマルタイです。特にモーニングコートに合わせるのがオススメです。またディレクターズスーツにも良く合います。
シルバーの無地、ペイズリー、ドット左からHVN-SI , HVN-15, HVN-DO 素材は全て英国製Vanners
シルバーのシルクサテンの無地のネクタイはモーニング用として良く使用されます。特に皇室関連の行事でモーニング着用の際や、国会議員の新閣僚の方々がモーニングを着用してメディアに登場する際はこのタイプのフォーマルタイが主流となっております。ペイズリー柄やドット柄は主にブラックスーツ着用の際に適しております。
ネイビーペイズリー、ネイビーサテンストライプ、シャンパン千鳥、左からHVN-37, HVN-01, HVN-11 , 素材は全て英国製Vanners
グレーやシルバーのイメージが強いフォーマル用のネクタイですが、光沢のある上品な質感のネイビーやシャンパンもフォーマルな着こなしに良く合います。オススメはブラックスーツやダークスーツにグレー系のベストやネクタイと同系色のベストと組み合わせると、とても上品な着こなしになります。
アスコットタイについて
アスコットタイにも様々な素材や色柄がありますがここではフォーマル用に絞ってご紹介させて頂きます。モーニングコートに合わせるアスコットタイはグレー系でストライプや無地、ヘリンボーン等が適しており、モーニングの場合ネクタイよりもアスコットタイの組み合わせはフォーマル度がより高くなります。モーニング以外ではブラックスーツ、ダークスーツなどにも良く合います。モーニングの場合と違い色柄の選択も自由度が高いのが特徴です。モーニングコードにアスコットタイを合わせる場合の注意としてはシャツは必ずウイングカラーのモーニング用シャツを着用します。ブラックスーツやダークスーツの場合はシャツの中に入れて巻いてもOKなのでレギュラーカラーのシャツでも問題ありません。
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