いつもお世話になります。EXCY FORMAL NEWS 担当の洲鎌(すがま)です。サスペンダーに関してのブログは以前に何度か書かせていただきましたが、歴史については書いたことが無かったと思うので今回はサスペンダーの歴史について少しふれてみたいと思います。
サスペンダーの起源
サスペンダーの起源は、18世紀のフランスに遡ります。当時は、ズボンのボタンホールにリボンを取り付け吊るだけの簡単な作りでした。
サスペンダー(ブレイシーズ)の誕生
1830年代、イギリスのファッションデザイナー、アルバート・サーストンによって、ボックスクロス(しっかりと織られたウール)から作られたのが、現在のサスペンダーの始まりです。当時のメンズファッションは、ベルトで固定できない極端なハイウエストのパンツが主流でした。そこでサーストンは、革のループで取り付けるHバックのデザインを考案し、その後、一般的なXバックやYバックのデザインも新たに取り入れてゆきます。最近まで初期のボックスクロスのサスペンダーは製造されておりましたが、残念ながら職人の高齢化の為、廃番となりました。
尚、我々が通常使っているサスペンダーという名前は米国式の呼び名で、イギリスではブレイシーズと呼ばれております。
帯がフェルトのブレイシーズで、 「BOX CLOTH(ボックス クロス)」 と呼ばれるウール100%のかなり縮絨をかけた高密度で肉厚で耐久性も高いフェルト生地の帯です 。BOX CLOTHという名前の由来は、車がまだ普及していなかった1800年代、当時の交通手段であった馬車を操るコーチマン(御者)が、防寒としてこの生地をコートやひざ掛、マフラーのように使っており、そのコーチマンが座っていた座席のことを、Box、Box Seat、Coach Boxと言うことからその名がついています。
クリップ式サスペンダーの登場
小説『トム・ソーヤ』で有名なマーク・トウェインは1871年に「衣服用の調節可能で着脱可能なストラップ」で米国特許を取得しました。彼のデザインは、男性用よりも女性用の下着に大きな影響を与えました。その後、彼のアイディアをヒントに人々が改良を続けました。そして1894年、サスペンダー用の金属製の留め具が発明され、サスペンダーはボタンで留めるだけではなく、クリップでズボンに取り付けることができるようになりました。
サスペンダーは健康に良い!
サスペンダーの健康効果については、1世紀近く前から医師が公言しておりました。1928年、シカゴの医師V.S.チェイニーは、サスペンダーはベルトのようにお腹を締め付けることが無く、ゆったりとしたズボンを着用することで内臓を締め付けることも無くなり、その効果は、姿勢の改善、内臓の血流を良くする、足腰の血行を良くする、腰痛を軽減すると述べております。
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