いつもお世話になっております。EXCY fORMAL NEWS 担当の洲鎌です。フォーマルな装いには、単に「黒いスーツ」を選べばよいというわけではありません。色の深さ、織り・仕上げ、素材の質感が、装いの格を左右します。そこで今回は、尾州(愛知県一宮市)を拠点に伝統的な織機と技術を守り続ける葛利毛織工業のブランド「DOMINX(ドミンクス)」より、礼服・タキシード・モーニングにふさわしい生地選びのポイントと、おすすめラインナプをご紹介します。
目次
フォーマル服に求められる生地の条件

「タキシード」「モーニング」「礼服」という形式に応じて、生地には“色,織り,手触り,密度,などに求められる条件があります。」
* 色:漆黒/深黒が基本で、光の下でもグレーに見えない黒であること。
* 織り・仕上げ:朱子織・繻毛加工・縮絨などを用い、しなやかさ・膨らみ・風格を備える。
* 素材:ウール100%を基本に、モヘヤ混・シルク混などで質感・光沢を調整。
* 密度・目付け:密に織られた生地ほど風格が出る。
葛利毛織株式会社のフォーマル用生地はこれらの条件を全て満たしており私が最もお勧めする生地メーカーです。
葛利毛織株式会社とは
葛利毛織工業株式会社は、大正元年に創業。昭和6年に麻・綿に変わり毛織物を手掛け、現在も先人からのローテク技術を後世に継承し、尾州伝統の価値ある商品作りを続けている日本有数のテキスタイルメーカーです。
昭和初期よりションヘル織機を導入し使い続けており、エアジェット織機など高速織機が普及する現在では、生産中止になり稼働台数も少なく、かつての名機とも言われる織機です。そのションヘル織機で創り上げられる生地は、超低速自動織機ならではの、手織りの風合いであり、ガチャンガチャンと部品それぞれがまるで一人に職人の手のように与えられた役割をこなし、繊維を傷めることなく優しくゆっくりと丁寧に織り上げます。経糸の張りも緩く遊びがある分、手触りが柔らかく、膨らみ・収縮性があり、しなやかで弾性回復率が良く、その風合いの良さがスーツ地として最適です。
また、商標である「DOMINX」(ドミンクス)は、仏語で「制覇」という意味を持つ「DOMINATION」がヒントを得たブランドネームです。

フォーマル用の生地を選ぶ際のポイント
* 素材:ウール100%が理想。混紡ならどの割合か・原毛の産地を確認。
* 色の深さ:黒の場合、直光・蛍光灯下で見て“グレーに抜けていないか”をチェック。
* 織り・組織・仕上げ:朱子織/起毛/縮絨など、フォーマル用の構造になっているか。
* 目付け・密度:重め・厚手/高密度であればあるほど“格”が出る。
* 風合い・手触り:手で触って“しっとり滑らか/膨らみ/弾性回復”があるか。
フォーマルに求められる「黒の深み」と「品格」
フォーマルウェアの生地で最も重視されるのは、黒の深さと質感です。
葛利毛織のフォーマルブラックは、国内でも指折りの「深みのある黒」を誇ります。
単なる濃い黒ではなく、光をやわらかく吸い込みながら、角度によってほのかな艶を放つ──
まさに“上質な静けさを感じさせる黒です。
また、ウールの目がしっかり詰まっているため、型崩れしにくく、長時間の着用でも美しいシルエットを保ちます。
結婚式、公式行事、礼服など、あらゆるフォーマルシーンにふさわしい風格を演出します。
おすすめのフォーマル生地ラインナップ
フォーマル DOMINX(ドミンクス) スタンダードコレクション SP160’S 高品質 細番手 ドスキン 高密度軽量深色黒

フォーマル DOMINX(ドミンクス) スタンダードコレクション 高密度ドスキン 黒 秋冬 ウール

フォーマル DOMINX(ドミンクス) スタンダードコレクション カシミヤ100% オールシーズン対応 黒

日本の技術が宿る“正統の黒”
フォーマルウェアに求められるのは、派手さではなく「品格」と「静かな存在感」。
葛利毛織工業の生地は、まさにその理想を体現しています。
職人の技、伝統の織機、厳選された素材──
そのすべてが融合して生まれる葛利毛織のフォーマル生地は、
日本の誇りをまとう一着として、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。
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