こんにちは。EXCY FORMAL NEWS担当の洲鎌です。今回はビジネスやフォーマルシーンで身近なアクセサリーの1つカフリンクスの歴史について書いてみました。
カフリンクスの誕生
初期のカフリンクス
カフリンクスは、17世紀後半、フランス王ルイ14世の時代に初めて登場したと伝わっています。カフリンクスの主な役割はシャツの袖口を留めることですが、シャツは中世の頃まで下着とみなされており、袖口を見せることは恥ずかしいこととされていました。しかし時代が進みそのような考え方も薄れてくるにつれて、シャツの袖口を留める必要性が出てきました。カフリンクスが出来るまではシャツの袖口はおもに紐やリボンで結んで留めていました。しかし17世紀後半、洒落た紳士たちは人物や紋様が描かれた1対のボタンを鎖でつないで袖口を留めるようになりヨーロッパの上流階級の紳士達に着用されるようになりました。
18世紀のカフリンクス
18世紀にはいりカフリンクスは王族や貴族の多くが着用したことで、カフリンクスの人気は高まりました。また、現在のように王室の行事や特別なイベントの際にも着用されました。カフリンクスは紳士達へのプレゼントとしても重宝され、一種のコレクションの役割でもありました。時と共に、カフリンクスは発展し、特にタキシードやテールコート中に着用するシャツのアクセサリーとしてなくてはならない存在になり素材も初期のボタンとは異なり貴石や、貴金属、生地などを使いデザインも洗練された物になってきました。
産業革命とカフリンクス
18世紀後半から19世紀の産業革命は貴金属類の電気加工メッキを発達させカフリンクスの大量生産を容易にしました。これまで高価で上流階級の貴族のコレクションアイテムであったカフリンクスは中流階級の男性たちの間にも浸透してゆきました。更に様々なデザインのカフリンクスが誕生しました。
カフリンクス低迷期とフレンチカフの流行期
20世紀に入ると男性用のシャツメーカーはシャツの袖口にボタンの付いたシャツを開発し大量生産しました。その為、カフリンクスで留めていた袖口はボタンで簡単に留められるようになりカフリンクスを使用する男性は急激に減少してゆきました。その後ファッションに敏感な男性たちの間でフランスで好んで着用されている袖口が折り返しになっているダブルカフス(フレンチカフ)が注目されるようになると再びカフリンクスは人気を取り戻しました。
現在のカフリンクス
現在、カフリンクスはクラシックでコレクション性の高いものから、楽しくカジュアルなものまで、さまざまなスタイルがありますが、一部のお洒落な男性を除き主にフォーマルな場での着用が殆どです。しかしながら、ネクタイや腕時計と同様に男性の拘りのアイテムとしてこれからも残り続けていくでしょう。
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