こんにちは。EXCYFORMALニュース編集担当の洲鎌です。以前もメンズフォーマルのルールに関しては書かせていただいておりますが、今回は最低限知っておきたい基本編を書かせていただきたいと思います。
最近は、テレワークなどの在宅勤務の影響でビジネスシーンもカジュアル化の波が押し寄せておりますが、フォーマルウェアに関しても近年カジュアル化の傾向が強く感じられます。ファッションはその時代の文化、環境に影響され変化して当然だと思いますし、ファッション以外でも、生活様式、仕事、文化も変化していくことが自然な姿なのでしょう。変化してゆくフォーマルウェアも変化を受け入れ新しい着こなしが増えてゆくのはとても良い事だと思います。ただ、どんなに変化したとしても核となる基本的なルールーは知っておいて頂きたいと思います。
メンズフォーマルの基本的ルールは大きく分けて格式と時間帯があります。
昼の正礼装モーニングコート
モーニングコートは主に結婚式や披露宴で新郎新婦の父親の衣装として着用されますが、その他のシーンでは卒業式、入学式、叙勲、園遊会などでも着用されております。
日本では黒いベストと合わせる事が多いのですが、上の画像で着用されているグレーを合わせるとよりフォーマルな印象を与えます。慶事の際黒いベストを着用される場合は必ず衿元に白衿を付ける必要があります。
シャツは白の無地で前立てにヒダなどの飾りが付いていないシンプルなタイプ。衿はウイングカラーかレギュラーカラーで袖口はダブル、シングルのどちらでもOKです。基本編の為詳しくは書きませんがフォーマルシャツに関してもっと深く知りたい方は(ダブルカフスとシングルカフス、どっちが正式?意外と知らないフォーマルシャツのこと)をご覧下さい。
タイはグレーや黒の縞柄のネクタイが一般的ですが、サテンのシルバー無地のネクタイもオススメです。
カフリンクスは白蝶貝や真珠などの白いもの。チーフは白い麻素材のもの。
手袋はグレーの鹿革が正式。布製の白い手袋でも可。靴は黒の内羽根式ストレートチップ。
夜の正礼装 燕尾服 タキシード
夜の正礼装で最も格式の高い燕尾服ですが日本においては非常に着用シーンが限られており主に宮中晩餐会、舞踏会、大綬章親授式等です。勲章に関して詳しく知りたい方は、勲章に関する疑問(種類、デザイン、つけ方、衣装)をご覧下さい。
シャツは白のウイングカラーのイカ胸シャツ。袖口はシングルカフスまたはダブルカフス。カフス&スタッドを必ず使用し、カフス&スタッドは白蝶貝のタイプがオススメです。
ベストはVゾーンが深い衿付きで素材は白のコットンピケが正式です。蝶ネクタイもベストと共生地のコットンピケの蝶ネクタイ。
ポケットチーフは白のシルクか麻を使用。サスペンダーは白のフェルトタイプが正式です。ベルトは不可。
手袋は白の鹿革が正式です。靴はエナメル素材のオペラパンプス。
最もポピュラーな夜の正礼装と言えばタキシードです。招待状のドレスコードにブラックタイと書かれていれば黒いタキシードを着用します。
シャツは白のウイングカラーかレギュラーカラーで前身頃がプリーツ付き。前立部分にはスタッドボタンを付けるのが正式。袖口はダブルかシングルカフスでスタッドボタンとお揃いのカフリンクスを使用します。カフス&スタッドは黒いオニキス素材がオススメです。
黒の蝶ネクタイに共生地のカマーバンドが基本。(ブラックタイの指定が無ければ色柄ものでもOK)サスペンダーは黒系のタイプが基本。
今回はメンズフォーマルの基本ルール正礼装編をご紹介させていただきました。次回は準礼装編をご紹介させていただきたいと思います。
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