いつも大変世話になり、誠にありがとうございます。
EXCY FORMAL NEWS 編集部の福田です。
6月に入りました。
6月といえば、やっぱりジューンブライドです!
雨の日が多い季節ではありますが、皆様の心がハレますように頑張っていきたいと思います。
それでは、今月のEXCY FORMAL MAGAZINEのお届けです。
目次
今月の深堀アイテム(モーニングコート)
先月号では夜の正礼装タキシード、燕尾服用のシャツに合わせるカフス&スタッドについて書きましたので今回は昼の正礼装モーニングコートに関して書かせていただきます。
モーニングコートの歴史
歴史上モーニグコートは19世後半に英国で誕生したと言われています。モーニングコートが誕生する以前英国の貴族達はフロックコートを着用しておりましたが乗馬の際にフロックコートの端が騎士の膝に引っかかり邪魔になる為、乗馬用に改良したのがモーニングコートの始まりだと言われております。フロックコートのような膝の引っ掛かりを無くす為にウエストを締めサイドのポケットをなくしカッタウェイと呼ばれる曲線的なシルエットに変化させ乗馬にてきした、形に改良されました。
モーニグコートが誕生するとすぐに貴族達に広がりを見せたかと言うとそのようなことは無く。保守層の王のジョージ5世はモーニングコートはエレガントさに欠けると考えモーニングコート誕生後も暫くの間フロックコートを着続けていたようです。しかし彼の息子息子のプリンス・オブ・ウェールズは、着心地のよさを重視し、1936年にエドワード8世として即位すると、最初に行ったことのひとつが、宮廷で着用するフロックコートを廃止したといわれております。その後モーニングコートは王族、貴族、英国紳士の間で瞬く間に広がって行きました。
モーニグコートに合わせるアクセサリー
モーニングシャツ
モーニグコートに合わせるシャツは白のウイングカラーやレギュラーカラーで前身ごろに飾りの無いシンプなデザインのシャツです。前立て部分はシャツのボタンが見えるタイプや比翼タイプ。カフスのデザインはシングルカフス、ダブルカフスのどちらでもOKです。但しアスコットタイを着用する場合はウイングカラーに限ります。
ネクタイ
モーニング用のネクタイは縞が一般的で色は黒ベースやグレーベース、シルバーベース等があり素材はシルクジャガードやシルクの打ち込み本数が多い地がサテンになった高品質なタイプ等があり、モーニングコートのクオリティーやTPOに適した品質のネクタイをお選びいただくと良いと思います。縞柄以外にもシルバーグレーのサテン無地のネクタイもお勧めです。
アスコットタイ
ネクタイと同じような縞柄やシルバーの無地が基本です。ネクタイより格式が高い着こなしになります。結婚式でご新郎がモーニングコートを着用した際にお勧めのコーディネートです。
カフスリンクス
モーニング用のカフリンクスは白蝶貝や白真珠など白い色が基本となります。またモーニングの場合、タキシードや燕尾服のように蝶ネクタイでは無くネクタイやアスコットタイを合わせますのでシャツの前立て部分は隠れます。その為スタッドボタンは不要です。
サスペンダー
モーニングコート用のコールズボンには必ずサスペンダーを使用します。時々ベルトループが着いたモーニング用のスラックスを見かけることがありますが、モーニングコート着用の際にベルト不可ですので注意が必要です。モーニング用のサスペンダーは黒地に白の縞柄、グレー、黒無地などが基本です。クリップで留めても大丈夫ですが、可能でしたらスラックスにサスペンダーボタンを縫い付けて吊革で吊るとより美しいシルエットになります。
手袋
モーニング用の正式な手袋はグレーのセーム革です。白のコットンやナイロンでも可。
ポケットチーフ
白いリネンのポケットチーフをツーピークかスリーピークに折って胸に挿すのが基本です。
今月の私達の活動報告
新サスペンダーを製作しました。
35mm巾のゴムを使用し、デザインはX型の4点クリップ留めのサスペンダーです。
長さをMサイズとLサイズの2サイズを製作致しましたので、通常サイズの方も大きいサイズの方にもご対応が可能となっております。
ブラックとグレーの2カラーで柄もシックなスクエアドット柄ですので、普段使いもフォーマルにも合わせやすいカラー、柄となっています。
商品の撮影作業も順調に行いました。
YouTube 「EXCY FORMAL CHANNEL」 第2弾を投稿しました。
EXCY FORMAL CHANNELの第2弾を投稿いたしております。
今回は「正式なタキシード用のシャツとは?」ということで、タキシードに合わせるシャツのご紹介や特徴、ルール、着用の仕方、合わせてお使いいただくカフリンクスやスタッドボタンなどをご紹介させていただいております。
また、スタッドボタンは取り付け方(使用方法)のご紹介もいたしております。
先日開催されたブライダル産業フェアに行ってきました!
2022年6月1日、2日に東京ビッグサイトにて開催されたブライダル産業フェアですが、昨年はコロナの影響で中止となり2年ぶりの開催でした。
ブライダル産業フェアは、ブライダル産業新聞社が主催する業界唯一の「BtoB」向け展示会です。毎年全国からブライダル企業のマネジメント層、会場支配人、プランナー、さらに業界への就職を目指す学生が来場しています。フェア会場において新商品をお披露目するなど、ブライダルマーケットのトレンド発信源にも位置づけられています。
また会場内では、無料セミナーを開催。「学べる」2日間は業界の一大イベントとして定着しています。
今回のセミナーラインナップ
私が会場入りしたときは、テイクアンドギヴ・ニーズ有賀様がセミナーをしていたのですが、A会場という一番広いスペースでしたが、満員御礼で、椅子は全て埋まり、立ち見までセミナー会場の外にあふれている状況で、非常に盛況でした。
また、今回の出展されていた企業は、やはりアフターコロナ、ウィズコロナ、ということでそのニーズを反映された商品、サービスが目を引きました。以下、ご参考までに紹介させていただきます。
・空気循環式紫外線除菌装置・・・除菌効果を備えた「これから」の室内環境づくり
・紫外線LED空気清浄機・・・光触媒と紫外線LEDでウイルスを徹底分解
・感染予防認証マーク「GBAC STAR™」の取得・・・安心というブランディング
・カスタムメイドジーンズ・・・カスタムメイドという永遠の一本
・ブライズガウン(花嫁のためのガウン)・・・コロナ禍で生まれた価値観にマッチした新サービス
・WEB集客のソリューション提案・・・ブライダル集客に最適解を
・マッチング席次表・・・新たな恋を引き出物に
・新郎新婦の手間とプランナーの業務軽減を実現するシステム・・・結婚式準備をもっとスマートに
などなど。上記はほんの一部ですが、ブライダル業界が厳しい状況の中、様々なニーズを汲み取り商品、サービスに落とし込む。われわれEXCYFORMALもそういう想いで、これからも頑張っていきたいともいます!!
世界の挙式
世界中のウェディングや民族衣装などに関する情報を発信する世界の挙式のコーナーです。
ガーナ〜アフリカ地方
梅雨空も吹き飛ばしそうに眩しいほどに明るい、ガーナの婚礼衣装がこちらとなります。
それぞれの家に伝わるオリジナルの模様をカラフルに織り上げた生地で結婚式をするのが、ガーナの伝統のようです。
ガーナの新郎新婦は 一般的にお揃いの婚礼衣装を着用します。
ケンテと呼ばれるガーナ伝統の織物を使用した衣装を着用します。
このケンテは、ガーナの冠婚葬祭で使われる布で、全て手織りの布となります。
手織り布で作られた衣装は、明るく大胆なパターンとデザインというのが特徴的です。
如何でしたでしょうか。
今後も皆様のハレの日を応援すべく、お役立ち情報を掲載致します。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
そのほか、法人様でフォーマルアクセサリーについてのOEM/ODMや、大口ご注文での別途お見積り依頼、営業担当からのご連絡をご要望の場合は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
または、上記でもご案内させていただきましたBtoBのアパレル資材サイト「ApparelX」も合わせてご覧ください。
個人様でフォーマルアクセサリーのご購入をご検討の方は、こちらの公式オンライストアをご利用くださいませ。
または、商品紹介や取扱店舗など、随時更新しております、ブランドサイト「EXCY FORMAL」も覗いてみてください。