こんにちは。EXCY FORMAL NEWS 担当の洲鎌です。今回のブログはウエディングドレスの歴史について触れてみたいと思います。
現在では主流になっている白のウエディングドレスですが、ヴィクトリア朝時代1840年以前は西欧の女性達の多くは結婚式に白以外の色のドレス特に黒いウエディングドレスを着ていたそうです。何故黒いウエディングドレスが主流だったかと言うと、当時貴族など少数の富裕層を除き一般の女性達にとってウエディングドレスはとても高価なものでした。その為、とても大事に着る為には最も汚れが目立たない黒が好まれたそうです。また当時スペインでは黒いウェディングドレスを着ることは、花嫁が死ぬまで花婿を愛するという誓いの象徴とされていました。
白のウエディングドレスの誕生
1840年ヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式でヴィクトリア女王はホニトンレースで縁取られた白いドレス着用しました。昔の王室の結婚式は多くのメディアで取り上げられ、流行の先端を行く傾向があり、ヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式も例外ではありませんでした。ヴィクトリア女王が白いドレス(当時低迷していたイギリスのレース産業が生産する繊細なホニトンレースを見せるためと言われている)を選んだことは、新聞や雑誌で大きく取り上げられ、国内だけでなく、海外の結婚式のトレンドにも影響を与えることになりました。当初は裕福な花嫁に受け入れられていた白いウェディングドレスの流行は、やがてあらゆる経済階層に広がり、20世紀の「伝統」として定着していきました。
ウエディングドレスの移り変わり
1930年 ファッションが一新されます。女性達は体型を強調するようなドレスを着るようになりました。特大のフリル袖はまぎれもなく1930年代を象徴します。それ以前のウェディングドレスは床まである長袖で、ほとんどがハイネックのものでした。ウェディング・ドレスの多くはサテン製でしたが、1930年初頭にはレースも着用されるようになりました。1960年代に入りドレスのシルエットは大きく変わってゆきます。女性はタイトな袖と短いベールのついたドレスを着るようになり、髪も後ろで梳くようになりました。縫い目は細くなり、裾も上がっていくディオールのニュールックのシルエットは1960年代初頭とても人気がありました。1960年代後半はウエディングドレスのスカートは細くなり、ウエストラインは上がっていきます。1980年代に入りチャルズ皇太子との結婚式でダイアナ妃が着たウエディングドレスは膨らんだスカートと大きく膨らんだ袖で、80年代のファッショントレンドを作り出します。エマニュエル・サロンが手がけたダイアナ妃のウェディングドレスは、今もなおブライダル界に影響を与え続けています。
1990年代に入りより洗練されたディテールのあるウエディングドレスを求め多くの花嫁は、ウェディングドレスに白いロンググローブを添えます。
そして現在では様々なスタイルのウエディングドレスが登場し、花嫁が自分のスタイルを選び、その個性を結婚式で自由に表現するようになりました。また黒は現代性の象徴として使われるようになり、目に優しく、ミニマムな色である黒のドレスは、過去の伝統を捨てて現代社会の象徴となり、ウェディングファッションの新時代を切り開くドレスの一つとなっております。
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