新年あけましておめでとうございます。EXCY FORMAL NEWS 編集部の洲鎌です。
旧年中は大変お世話になり誠に有難うございます。
いよいよ2024年新しい年のスタートとなります。
2024年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。
それでは、今月のEXCY FORMAL MAGAZINEのお届けです。
目次
12月のフォーマルアクセサリー販売状況。
12月は結婚式は少なくなるので、来春に向けてのシャツのOEMのご注文を多く頂きました。 2022年の12月は通常の年とかなり様子が違っていてコロナで結婚式を延期したカップルが数多く式を挙げたのでかなり、慌しい12月でしたが、2023年は従来通りの12月の動きで落ち着いておりました。
また、昨年同様クリスマス需要で赤やグリーン系の蝶ネクタイやポケットチーフがよく売れました。それと来年の成人式に向けての準備だと思いますが、上質なシルクのグレーやネイビーのベストが良く動きました。
Vannersのネイビー千鳥格子のベスト、蝶ネクタイ Vannersのシルバーサテンのベスト、蝶ネクタイ
フォーマル雑学特集(タキシード編)
タキシードの誕生に関しては諸説ございますが、その中の1つとして、タキシードは1865年、流行に敏感なエドワード7世によって、よりフォーマルな燕尾服の代わりとして登場したと言われております。
タキシードが誕生したのは、ニューヨークのタキシード・パークで開催されたオータム・ボールに出席したアメリカの富裕な貴族たちによってだとする説が多いようですが、ウォールストリート・ジャーナル紙によると、実はこの衣服は1865年にエドワード7世(当時のプリンス・オブ・ウェールズ)にまでさかのぼるのだそうです。
現在も営業しているサヴィル・ロウのテーラー、ヘンリー・プール&カンパニーが、ラウンジスーツよりもフォーマルだが、燕尾服のようには装飾がないアンサンブルを製作し王子に着てもらいました。(それは王子がダイニングルームやカジュアルな場で着用できるものであったようです)。殿下は上着とそれに合わせたパンツを注文しその衣装がタキシードの始まりとの説もあります。
1886年、大富豪のジェームス・ブラウン・ポッターとその妻コーラが、英国旅行中に皇太子に紹介されたディナージャケットがアメリカに持ち込まれたのをきっかけに20世紀初頭には、タキシードはアメリカで一世を風靡したました。
20世紀初頭には、ディナージャケットの人気が高まり、フォーマルな場でも頻繁に着用されるようになり黒のアクセサリーやピークドラペルも人気が出てきました。
1930年代になると、ブラックタイ(タキシード)は事実上のイブニングウェアとなり、ホワイトタイ(燕尾服)は特別なイベントにのみ用いられるようになりました。
アガサクリスティー原作の名探偵ポアロでは1920年代から1930年代のイギリスを舞台にした物語でこの頃と時代背景が近いので登場人物の衣装を見ているだけで大変興味深く勉強になります。
1935年にはミッドナイトブルーのタキシードが流行し、ブルーのタキシード用ウールを生産する工場の数がブラックのタキシード用ウールより多くなっていたようです。それまでカジュアルすぎるとされていたダブルブレストのタキシードジャケットも、この時期に爆発的な人気を博し、暖かい気候や季節には、白いタキシード・ジャケット(黒のパンツとのコントラスト)が受け入れられるようになりました。
第二次世界大戦後、アメリカはタキシードが主流ではなくなり男性はタキシードの代わりにスーツを着て、夜の街に繰り出すようになります。またホワイトタイ(燕尾服)は、殆ど姿を消しました。
1950 年代になると、タキシードは再び復活しました。ポリエステルなどの新素材を使用したりデザイン的にもより短くフィットしたジャケットなど、いくつかの変化で新しく生まれ変わりました。
その後ホワイトタイ(燕尾服)は完全に廃れ、ブラックタイ(タキシード)が映画のプレミア上映や上流社会のイベント、さらには結婚式でも標準的なスタイルとなります。
1970年代タキシードは、ディスコのイメージで大きく変化していきます。若い革命的な世代は、タキシードの保守的なスタイリングを見て、ほとんどすべてを捨て、曖昧なシルエットだけを残しました。
巨大な蝶ネクタイ、カラフルな柄のジャケット、フリルやレースのついたシャツ、ベルボトムのようなパンツが主流になり70年代の典型的なタキシードは、すべてとは言わないまでも、少なくともこれらの要素を備えているのが普通でした。
1980年代になると、タキシードはクラシックなスタイルが再び登場するようになり、以前のブラックタイ(タキシード)が復活します。2000年代後半になると、ドレスコードが希薄化し、フォーマルウェアは大きく変化していきます。ドレスコードはビジネスカジュアルが主流となり、ファーマルな場では光沢のあるブラックスーツとそれに合わせたネクタイ等が、伝統的なブラックタイに取って代わるところとなります。
現在では、ドレスコードを重視した時代とは異なりフォーマルだけではなくビジネスシーン、カジュアルシーンにおいても様々なファッションが登場し夫々の個性が尊重されるようになって来ました。しかしながら、クラッシックなフォーマルスタイルは多少の変化は続いていくでしょうが、完全になくなることは無いと思っております。
2023年12月の私達の活動報告
12月の別注アイテムのご紹介
蝶ネクタイとポケットチーフ
お客様より生地をお預かりしてご作りいたしました蝶ネクタイと共生地のポケットチーフとなります。
デザインやサイズなどは弊社の通常のものと同じものでお作りいたしております。
剣蝶タイや手結びの蝶ネクタイもご製作が可能ですので、別注の蝶ネクタイのご製作をご希望の方はお問い合わせいただければご対応いたします。
クロスタイ
形の出来上がったクロスタイになります。
通常は前の所でタイをクロスさせてピンで留めての使用するのですが、こちらのクロスタイはお客様のご要望でクロスさせた状態でお作りし、ピンの代わりにパール調のボタンを付けております。
蝶ネクタイのようにフック式の金具を後ろで留めていただくだけで使用できますので、とても簡単にご使用いただけるデザインとなっております。
ApparelX メンズフォーマル生地 OUTLET情報
アパレル資材BtoBサイトApparelXにて一部のメンズフォーマル生地などのアイテムの値下げ販売を開始いたしております。
カタログから外れてしまった商品の生地や次回の生産予定無く、廃番となってしまったの商品の生地などが対象となっております。
今月、値下げした商品を一部ご案内させていただきます。
可愛らし小花柄の生地になります。
使いやすいブラックのドット柄の生地になります。
パープルのシルク生地にラメが入っていて、さり気なく華やかさな雰囲気のシルク生地です。
上記以外のOUTLET商品は下記よりご覧いただけます。
ApparelX OUTLET
在庫限りの販売となりますが、よかったらご利用ください。
新商品情報
西陣織りシルク シリーズ
京都西陣の老舗機屋さんで織った高品質なシルク生地を使用して製作いたしました、結び下げのネクタイと蝶ネクタイとポケットチーフです。
千鳥格子柄、ストライプ柄、ペイズリー柄のジャカード織りとなっております。
・千鳥格子
蝶ネクタイ: BF-400
ポケットチーフ: CF-400
・ストライプ
蝶ネクタイ: BF-401
ポケットチーフ: CF-401
ネクタイ: NE-401
・ペイズリー
蝶ネクタイ: BF-402
ポケットチーフ: CF-402
ネクタイ: NE-402
如何でしたでしょうか。
今後も皆様のハレの日を応援すべく、お役立ち情報を掲載致します。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
そのほか、法人様でフォーマルアクセサリーについてのOEM/ODMや、大口ご注文での別途お見積り依頼、営業担当からのご連絡をご要望の場合は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
または、上記でもご案内させていただきましたBtoBのアパレル資材サイト「ApparelX」も合わせてご覧ください。
個人様でフォーマルアクセサリーのご購入をご検討の方は、こちらの公式オンライストアをご利用くださいませ。
または、商品紹介や取扱店舗など、随時更新しております、ブランドサイト「EXCY FORMAL」も覗いてみてください。